山上11℃、素敵な秋晴れ。
 気温もそうだが、お山のばあい水の冷たさが秋(を通り越して冬)の気配を感じさせる。チョークと冷水、それからプリント配りで指先ガサガサの冬になるまであと少し。
 今日から後期授業開始。せっかく涼しくなってきたのに授業かよ!とか言わないで各位単位獲得に精励されたい。
 授業(社会講義1)で課題図書を使ったレポート課題を出しています(前後期各1回)。前期の課題図書は星新一『人民は弱し 官吏は強し』。興味をもった部分を原稿用紙で3、4枚分ほどワープロで書き写し、その部分をテーマにした感想文を同じく5、6枚分ほどやっぱりワープロで打つ、という作業をしてもらいます。ひとつ目の作業は卒論を書く時にも求められる「テキストの正確な引用」を念頭に置いての課題で、写した箇所を「●ページ〜●ページ」と記入するようにしてもらっています。で、全部を一字一句、校正の要領で見ていくのですが、今回ページ数の記入がやたら間違っているもの多し。もしやと思って生協へ確認に行ったらやっぱり版が変わっていた! 帯には「文字が大きくなって読みやすくなりました」と。改版されるくらいだからきっと読まれているんだろう。もっと読まれていい本だと思う。「美しい国」の正体ここにあり、だと思う。

 もうひとつ画像を。
 これ、いい。電池は今後どんどん改良されていくだろう。愛知県犬山市明治村を走っているチンチン電車のようなものになればいいと思う。ケーブルを上がって高野山駅から山内まではバス、山内に入ったらフリー券で一日乗り放題、いうのはどうかなあ。まあ、今日明日にできる話ではないけれど。
 なんで今ごろになってこの記事かというと、藤吉の6年前に購入したスキャナプリンタは、インク切れを起こすとスキャナとしての機能も麻痺してしまうから。生協は夏休みだし、この前ようやく下界でインクを買ってきて、スキャナを使えるようになったのでござんす。
 で、くだんの記事はこちら。2006年8月31日付「毎日新聞」朝刊より。これで電力・電話用の架線を地中に埋設すれば、排ガスフリーで歩いていても危なくない道路と、スッキリした空の高野山になりそうだ。