山上23℃、涼しい風あり。下界よりも10℃涼しいといわれる高野山だが、街の基本はアスファルトばりなので、晴れた日中に山内を歩けば下界と同じように暑い。ただ、曇っていて風が吹くとそれなりに涼しく、山上であることを思い出す。観光バスに依存する街のあり方を、いいかげん考え直したらよいのだ。
 午後の仕事を早々に切り上げて京都へ。以前メールをくれたI氏が講演のため上洛中とのことで久しぶり(20年ぶり? 年くうと「久しぶり」のスケールもちょいとは大きくなる。功徳なり)に再会。なんかねー、75才以上(「後期高齢者」と呼ぶらしい)だけをひとくくりにした年金制度ができるそうですよ。すごいね。日本におけるレミングの暴走はすでに初動を終えつつあるのかも。夜9時すぎに京都駅前で合流し、京都で医師を務める彼の旧友と3人で閉店に追われながら3軒をはしごしつつべらべらしゃべる。最近思っていたこと、「親切」「思いやり」きわめつけは「以心伝心」、これが日本における諸悪の根元のひとつであるという認識がけっこう的はずれではないことが感じられてよかった。詳細はまた夏休み明けの朝礼講話で(ほぼ学内向けアナウンス)。
 京都の夜は蒸し暑い! お山のことを暑い暑いといっていたのを反省。束の間の反省にはなりそうだが。