東京・日本女子大学で開かれた第2回オーラル・ヒストリー実践講座に参加。講演者のグラック先生の講演と、グラック先生も中心人物として設立に参加されたカリフォルニア州立大学ロングビーチ校CSULBのウェブ上のオーラルヒストリー・アーカイブvoaha−Virtual Oral / Aural History Archiveの実演がプログラム。voahaはすごいことやってるなあという印象。これまでに収録した地域の人々からのインタビュー記録を地域別、主題別などに分類してウェブ上で視聴できるようにしている。第二次大戦中に強制収容された日系二世のインタビュー(英語です)もあったりして、しっかり聞き取りができれば聞いてて得るところ大かも。このアーカイブの設立にかかわっておもしろかったのは次のようなエピソード。ある日系二世のインタビューには「真珠湾攻撃の第一報が伝わったとき、ちょうどグラウンドで野球をして遊んでいた私たちは万歳三唱したんだ」というくだりがある(これはグラック先生が紹介してくださった)のだが、もしもこのインタビューをウェブ公開するタイミングが違っていれば、その前後に進んでいた「戦時中に米政府が強制収容した日系二世に対する補償政策」も頓挫していたかもしれない、と。なかなかリアルです。こういうこと、日本でもありそうだ。で、くだんのサイトは→こちら