山上8℃、今日はけっこう雲が速い。
 夕方、勧募(大学創立120周年記念事業のひとつ、松下講堂新築にまつわる寄付依頼)のため町内の商店まわり。大将の先生の随身として職員さん1人と助さん、格さんをする。寄付依頼は一口5万円。20年前の創立100周年の(現在の校舎が建築された)時には一口10万円だったそうだ。景気のよかった頃とはいえすげいねえ。お寺さんの金銭感覚というのはこういうものなんかと感心する。それとも単に藤吉の金銭感覚が低空飛行しているに過ぎないのか。商店の店頭で挨拶をするとき「大学です〜」と中に声をかける。山内で大学といえば高野山大学のこと。一般名詞が固有名詞として通用する。そういえば「お山」もそのたぐい。挨拶まわりをしながら、寄付とか喜捨とか、お願いするのもされるのもどちらも違和感のある自分をあらためて確認。こういうのアカンわあ。京都に暮らし始めて早々、関西の値引き交渉(もう随分すたれてる?)がえらく苦手だったのを思い出した。やっぱ提供したものに見合う見返りという方がすっきりして落ち着く。で、なんでモースなんだろう…と思わないではないが。