昨日につづいてNAAを訪問。午前中にレクチャー、用意してもらったランチをはさんで資料貯蔵庫などを一巡させてもらう。オーストラリア政府各機関の作成した業務文書(ワードとかエクセルとかpdfとか)が一定期間を経てすべてここに移管されている。つまり、ここにある資料を改竄(かいざん)すれば「歴史を書き換える」ことも可能、というわけでセキュリティチェックにも相当な念が入れられている。各機関からはCD、DVD、ポータブルハードディスクあるいは電子メールなど、いろいろなメディアで電子文書が届けられるようだが、ウィルスチェックなども厳重に行われ、その上で晴れてアーカイブズに格納される。こうして格納された文書は、さらに一定期間を経てウェブ上で公開され、市民からのリクエストがあればコピーなどによる複製の提供も行われている。…十年前、数十年前に本学の運営にかかわっていた人々の、その営みの記録がキレイに整理され、公開されればずいぶん興味深いものになりそうだ。残ってるかどうかは確認していないが。
 2年ほど小中学校の英語の先生として北海道に滞在し、帰国後別部署のスタッフとして採用されたというBillさんという人が同席してくれたおかげで、たどたどしい英語でもかなり気楽に尋ねることができた。
 あさ出かける前にテレビの天気予報をチェック。キャンベラは雷雨の予報が出ていたが、結局ずっとよい天気だった。