京都大学で開かれたオーラルヒストリーの会第8回研究会に参加。モースからオーラルヒストリーへ?というのが違います。アーカイブズからオーラルヒストリーへ、というのが現状の藤吉の職業スタンス。
組織が外部への説明責任を果たすために、そしてみずからの未来をつくっていく思考の素材として過去を蓄積していくために、アーカイブズが必要であるというところまで来て「アーカイブズに蓄積されるのは基本的に文字化されたもののみであり、それでは取りこぼす部分がある。その時どきで主要なポストに就き職務にたずさわっていた人々に、退職後に仕事にまつわるあれこれを聞き取り調査して記録に残すこと、これもまた組織アーカイブズの主要な任務である」というところからの参加です。「声にならなかったものに声を与える」というのとはちと違うので、メインストリームからは少々はずれるかも。